腸内環境を整えるサプリメント「すっきりやさしい乳酸菌」にはどんな成分が入っていてどのような効果があるのでしょうか。
今回はすっきりやさしい乳酸菌の成分の働きについて調べてみました。
すっきりやさしい乳酸菌に配合されている成分
ラクリス菌
1949年、緑麦芽(りょくばくが)から発見された植物性乳酸菌の一種。
胃酸などの影響にも強い胞子(バリアのようなもの)を生成し、生きたまま腸へたどり着くことが出来る強い乳酸菌です。その強さゆえに1週間も腸に滞在できるほどです。
ただしラクリス菌が含まれている食品は少なく、サプリメントなどからでしか摂取することが出来ません。
そんなラクリス菌は蠕動(ぜんどう)運動を促進し便通を良くする整腸作用があります
B-3-EX
森永乳業が長年の研究の結果開発した特殊なビフィズス菌B-3-EXはヤセ菌とも呼ばれています。
B-3-EXは腸管のバリアが壊れて起こる慢性炎症を緩和する効果があります。
慢性炎症は太る原因の一つで、脂肪細胞の炎症を引き起こし肥大化することで脂肪の蓄積に繋がる厄介な炎症です。
ずっと放置しておくと糖尿病や動脈硬化などの病気にかかってしまうことも・・・。
EC-12
正式名称「エンテロコッカス・フィカリス菌」と呼ばれる球体の乳酸菌。ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌より小さいのが特徴で、サプリメントのような小さなカプセルや錠剤でもたくさん配合することが出来ます。
腸内にある免疫細胞に働きかけて腸内フローラを整える働きがあります。
便通を良くするだけでなくアトピーやアレルギーなどにも効果があるとして現在研究がなされているほど優秀な乳酸菌です。
酪酸菌
ヤセ菌とも呼ばれ最近注目を浴びている酪酸(らくさん)菌。
聞いたことがない人もいると思いますが、身近なものを上げると銀杏の匂い、足の匂いといったちょっと臭い原因になっている物質です。
え?臭い匂いが体にいいの?
実はこの酪酸は腸内に入ると短鎖脂肪酸に変化します。短鎖脂肪酸は水溶性食物繊維・オリゴ糖を発酵させて作りだす物質で、悪玉菌の繁殖を防いでくれます。
またこの酪酸が生成されると炎症やアレルギーを抑制する「制御性T細胞」を増殖させます。
現在は花粉症の改善にも役立つとして更なる研究がされており、体の免疫力アップの効果があると言われています。
酪酸はダイエットと体の免疫力を作る2つの効果がありますが摂取するのがとても難しいんです。先ほども言いましたが匂いがとても強烈!
しかも短鎖脂肪酸は摂取しても胃酸などによって消化され腸まで届ことはありません。
そこで考えられたのが酪酸菌です。酪酸を生成する菌を腸に行きわたらせることで摂取が難しかった酪酸を腸内に作ることが出来るようになりました。
すっきりやさしい乳酸菌の効果
すっきりやさしい乳酸菌の一番の効果は「腸内フローラ」を整えるということなのですが、そもそも腸内フローラってなに?と疑問に思っている人もいると思うのでまずはその説明からしたいと思います。
腸内フローラについて
人間の体には数百種類の菌があり、数はなんと500兆個以上!
これらは小腸から大腸の壁面に住み付いていて、顕微鏡で除くとお花畑のように見えることから全部を総称し「腸内フローラ」と呼ばれています。
腸内フローラに存在する菌は善玉菌・悪玉菌・日和見(ひよりみ)菌の3種類に分かれ、割合によってお腹の調子に大きく関わってきます。
一般的に善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7の割合が理想とされています。
すっきりやさしい乳酸菌はこの善玉菌を増やす効果があり、整うことでたくさんの効果があります!
①便秘解消
ラクリス菌は蠕動運動を促進する効果があり、便秘解消効果があります。
②免疫力を上げる
酪酸菌は悪玉菌の増殖を抑える働きがあり、お腹の不調やアレルギーを緩和する働きがあります。
③脂肪の蓄積を抑える
B-3-EXは慢性炎症を改善し、脂肪細胞を正常な形にすることで脂肪の蓄積を抑える働きがあります。
腸も活発に動くので体に溜めずお通じとして体外へ排出、ポッコリお腹の解消にも繋がります。
④肌トラブル解消
便秘はお腹が張るだけでなく体内から有害物質を発します。それが血液を伝って全身を巡り肌荒れなどの肌トラブルを引き起こす原因となります。
便秘が解消されることでこの有害物質を絶つので肌トラブルの軽減にも繋がります。
まとめ
乳酸菌と一口にいっても種類はたくさんあり、それぞれ効果も異なります。
聞きなれない言葉も多かったかもしれませんが、少しでも乳酸菌について理解してもらえたら幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!